※【新製品】衣類乾燥除湿機 AD-25R134G (J)

白血球が多い…ストレスが原因ってウソ・ホント?病気の疑いは?肥満や喫煙の影響も詳しく解説

健康診断で、白血球の数値が高いといわれた…。
これってストレスが原因?それとも病気?

「白血球が多くなる原因」をお医者さんに聞きました。
数値が万単位の場合は病気の疑いが強くなるため、早めに病院で再検査しましょう。

白血球が多い…これってストレスのせい?

健康診断で、「白血球の数が多い」と指摘されました。ストレスが原因となって、白血球の数が増えることはあるのでしょうか…?
ストレスにより一時的に白血球数が変化することもあるかもしれませんが、指摘を受けるほど病的に増えるとは考えにくいです。
また、現在「ストレスにより白血球が増える」という明確なエビデンスはありません

ただし、ご自身で「ストレスが溜まっている」と自覚しているのであれば、対策が必要です。
ストレスは自律神経の乱れにつながり、さまざまな心身の不調につながります。

こまめにストレスを発散するように心がけましょう。

「白血球が多い」とされる基準は?

人間ドック学会では、白血球の基準範囲を「3100μL~8,400μL」と定めています。

10,000μL以上になると、異常数値と考えます。

白血球が多いと「いつも指摘される」原因は?

健康診断で毎回「白血球の数が多い」と指摘されます…。
この場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?

健康診断のたびに白血球が多いと指摘される場合は、

  • 肥満傾向にある
  • 喫煙している

といった原因が考えられます。

これらの原因による白血球数の変化を「生理的変動」といいます。
生理的変動によって白血球が多いこと自体は問題ではありません。

ただし、肥満や喫煙は、生活習慣病のリスクを上昇させ、動脈硬化を引き起こす要因となるため、改善する必要はあります

生活習慣を改善しよう

肥満や喫煙習慣がある人は、体重を落とし、禁煙しましょう。

肥満の人は、まず、食生活を見直すことが大切です。
特に、糖質・油分のとりすぎを避けてください。
また、ウォーキング・ジョギングなどの運動習慣をつけて、体重を適正にしましょう。

喫煙する人は禁煙が必要です。タバコは体に害ばかりで良いことはありません。
肺ガンのリスクも上がります。

肥満を解消し、禁煙することで、白血球が通常の数値に近づいていくと考えられます。

一時的に白血球が増えることも

 

喫煙・肥満傾向のほか、高タンパクの食品をとった後運動後などに、一時的に白血球が増加することもあります。
また、「朝は少なく夕方ごろから増加する」「夏場よりも冬場の方が増加する」など、検査を行う時間帯季節によっても白血球の数値は変動します。
このほか、生理や出産風邪などの感染症が原因で、一時的に白血球が増えることもあります。

【数値が20,000以上は要注意】病気が隠れているケースも

白血球が20,000μL〜30,000μLなどの万単位の数値は、病気が隠れている可能性があります。

この場合に疑われる病気は、下記の通りです。

  1. 白血病
  2. 膠原病
  3. 肝硬変

要注意な病気① 白血病

白血病は、血液のガンです。正常な血液細胞が作られなくなり、貧血や肺炎などを起こします。

白血病は、原因不明のことも多いですが、加齢・喫煙・抗ガン剤治療などにより発症する場合があります。

進行すると、重度の貧血で動けなくなったり、肺炎・敗血症などを起こしたりして、命を落とすこともあります。

こんな症状があらわれることも

  • 疲れやすい
  • 顔色が悪い
  • めまい
  • 息切れ
  • 動悸
  • 発熱
  • 鼻血
  • 歯肉からの出血
  • 皮下出血

要注意な病気② 膠原病

膠原病とは、体の免疫が正常に働かなくなる病気です。
関節のこわばり・腫れ・痛みなどの様々な症状があらわれます。

膠原病は、「関節リウマチ」「全身性エリテマトーデス」「シェーグレン症候群」など、共通した特徴を持つ病気を総称したものです。

本来は病原菌に対して働く免疫が、自分自身を標的にしてしまうことで、様々な症状を引き起こすと考えられています。
ストレス・疲労などが原因として考えられますが、まだ解明されていません。

病気が進行すると、体調不良の日が続き、日常生活に支障をきたすこともあります。

こんな症状があらわれることも

  • 関節のこわばり・腫れ・痛み
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 体重の減少

※人によって、あらわれる症状は異なります。

要注意な病気③ 肝硬変

肝硬変とは、肝臓が炎症を起こし、働きが低下して肝臓自体が硬くなってしまう病気です。

ウイルス感染・アルコール摂取過剰・薬物などが原因で発症すると考えられています。

病気が進行すると、黄疸・腹水(お腹が膨れる)・むくみなどの症状があらわれたり、肝臓ガン・肝性脳症などの合併症を発症したりします。

こんな症状があらわれることも

  • むくみ
  • 黄疸
  • 腹水(お腹が膨れる)
  • 手のひらが赤くなる
  • 倦怠感
  • 髪の毛が抜ける
  • 尿回数の異常

※初期の段階では、症状がありません。

「白血球が多い」と指摘されたら、病院で相談しよう

検査の数値が20,000〜30,000μL付近で、「白血球が多い」と指摘された際は病院で詳しい検査を受けましょう。

何らかの病気が潜んでいる可能性があります。

命に関わる病気が隠れていることもあるので、早めに受診しましょう。

何科で相談すればいい?

病院は「内科」または「血液内科」に相談しましょう。

病院では、再度の血液検査を行います。
また、尿検査や超音波検査、CTなども行われることが多いです。

再検査を受けるときに「心がけること」

白血球の値が変動するリスクがあるため、前日は、アルコールは控えて早めに就寝しましょう。

また、過度の運動や体に負担がかかる活動は控えましょう。

げんせん: epark.jp