子ども(幼児~小学生)が発熱!
そのうえブツブツ発疹まで…。
それは水疱瘡や、手足口病かもしれません。
それぞれの症状の特徴と、早く治すために「親ができる対処」をお医者さんが解説します。
発疹が出る子どもの発熱
病気の名前 | 症状の特徴 |
①水疱瘡 | ・発熱の程度 38度くらいの発熱が2~3日続き徐々に下がっていく。 年長児では高い熱が続くことが多い。 ・発疹の特徴 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
②手足口病 | ・発熱の程度 熱はあまり高くならない ・発疹の特徴 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
③りんご病 | ・発熱の程度 発熱しても高熱にはなりにくい ・発疹の特徴 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
④溶連菌感染 | ・発熱の程度 38度〜39度くらいの発熱が2~3日続き、徐々に下がっていく。 ・発疹の特徴 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
⑤ヘルパンギーナ | ・発熱の特徴 38度〜39度くらいの発熱が突如出て数日間続く。 ・発疹の特徴 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
⑥風疹 | ・発熱の特徴 38度〜の発熱が数日続く ・発疹の色 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
⑦麻疹 | ・発熱の特徴 38度くらいの発熱と風邪症状が2~3日続き、一度熱が下がってもまた、39度以上の発熱が出て、この時に発疹が出現する(3~4日はこの熱が続く)。 ・発疹の特徴 ・症状の特徴 ・こんなときにかかりやすい! |
※症状には個人差があります。
こんなケースは早めに病院へ!
微熱程度で、元気があるようであれば、少し様子を見てもよいでしょう。
その後、熱が上がったり、発疹が増えたりした場合は、すぐに病院を受診しましょう。
病院は何科?
※小児科を受診後、症状によって適切な診療科を紹介されることもあります。
1.「水疱瘡」の対処法
水疱瘡には、抗ウイルス薬があります。水疱瘡と診断されたら内服や外用を行い、自宅で安静に過ごしましょう。発疹からもウイルスが出ているので、感染していない人が家族にいたら別々の部屋で過ごすようにしてください。お風呂やタオルは別のものを使う方がよいでしょう。
2.「手足口病」のお家での対処法
口の発疹が良くなり、食事がいつも通りに食べられるようになるまでは自宅で様子を見ましょう。
かいてしまうと発疹がなかなか治らないので、かゆみが強い場合は病院でかゆみ止めをもらいましょう。
3.「りんご病」のお家での対処法
また、頬が赤くなり、りんご病だとわかった時には、感染力がない状態です。
元気がある・食事がとれる状態であれば、登園も可能です。
4.「溶連菌感染」のお家での対処法
喉の痛みがあるときは、喉ごしや消化がよいもの(うどん・おかゆ等)を与えましょう。喉にしみるので柑橘類は避けます。また、体調が悪い時は、消化に負担がかかる油分が多い食事は避けてください。熱が高いときや、リンパの腫れがある場合には鎮痛剤を使用しても構いません。
5.「ヘルパンギーナ」の対処法
食べ物は、口や喉にしみないものをあげましょう。
口の中の水疱に痛みがあると水分を積極的に取らないので、水やゼリーなどを多めに与えましょう。
6.「風疹」のお家での対処法
つらい症状がある時は、病院で対症療法を受けましょう。
7.「麻疹」のお家での対処法
つらい症状がある時は、病院で対症療法を受けましょう。呼吸困難、意識の低下に注意が必要です。
げんせん: epark.jp