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顔面神経痛(三叉神経痛)は「何科に行けばいい?」治療すれば治るの?費用の目安も

「顔に激しい痛みがある…」
「これって何科で相談したらいいの?」

顔面神経痛におすすめの診療科を、お医者さんに聞いてみました。

顔面神経痛は「何科に行けばいい?」

顔面神経痛(三叉神経痛)が疑われる場合は、まず「脳神経外科」の受診をおすすめします。

顔面神経痛を診断する際には、神経の状態を詳しく診る必要があり、「MRI検査」「CT検査」が必要になります。

脳神経外科の病院・クリニックであれば、MRIやCTを院内に備えていることも比較的多いです。
スムーズに検査を受けたい方は、受診する医療機関のHPなどで設備を調べてみるとよいでしょう。

なお、顔面神経痛には「腫瘍」や「神経細胞の病気」が隠れている可能性もあり、注意深く診断をする必要があります。
そのため、痛みが出ている部位によっては、他の診療科(※)と連携した診療を行うケースもあります。

(※)耳鼻いんこう科・歯科口腔外科・整形外科など

こんな症状は、早めに受診しよう

  • ビリビリするような激しい痛み(顔や口の半分のみ)
  • 強い痛みで食事ができない
  • 会話により痛みが増悪する
  • 歯磨き・洗顔・メイク・髭剃りのときに顔に激しい痛みが生じる
  • 顔の感覚低下
  • 物が二重に見える
  • 聴力低下

といった症状は、顔面神経痛が疑われます。

さらなる悪化を防ぐためにも、早めの受診を心がけましょう。

お医者さんが知りたい「ポイント」

  • 痛みが起きている場所
  • 痛みが生じ始めた時期
  • どのように痛むのか
  • 痛みが生じる頻度・タイミング
  • 症状の経過
  • 今までに患ったことのある病気
  • 「使用中の薬剤」の有無

顔面神経痛って、どんな病気なの?

医師男性

顔面神経痛は、顔の感覚を伝達する「三叉神経」が血管に圧迫され、神経が刺激を受けることで起こります。

血管の拍動で刺激を受け続けると、三叉神経は次第に「電気がショートするような状態」になっていきます。
その結果、ほんの少しだけ顔に刺激が加わっただけでも、激しい痛みを感じるようになります。

特に「三叉神経の根元」は神経線維を保護している細胞の層が薄いため、その付近に触れると激しい痛みが出やすいと考えられています。

顔面神経痛の「原因」

こんな人に発症しやすい

  • 脂肪分・糖分を多く摂りすぎる
  • 肥満
  • お酒をたくさん飲む
  • 喫煙習慣がある
  • 運動不足
  • 睡眠不足
医師男性

顔面神経痛は、生活習慣病による「動脈硬化」で発症しやすいと考えられています。
また、ヘルペスウイルスの感染がキッカケとなるケースもあります。

特に動脈硬化の方は、通常はすらっとしている血管が「伸びて曲がった状態」になりやすいです。
その影響で血管が神経に触れてしまうと、顔面神経痛が起こるようになります。

「ストレス」が原因で発症することはある?

顔面神経痛は、ストレスによって直接引き起こされることはありません。

しかし、過度のストレスは、免疫力の低下や自律神経の乱れにつながります。
そのため、「生活習慣病」「ヘルペス感染」を招き、間接的に発症に関わる可能性はあります。

顔面神経痛は治るの?

顔面神経痛(三叉神経痛)は、病院での治療を受けることで、症状の改善が期待できる病気です。

放射線を照射する治療を受けると、施術から10日程度で痛みが快方に向かっていくケースが多いです。
さらに、治療から3~10年経つにつれて、痛み止めの薬が不必要になっていく人も多くいます。

特に手術療法の場合、治療を受けた約90%の人が「薬物治療・通院治療を必要としない状態」になるという報告があります。

痛みが軽度なら、自然治癒する?

顔面神経痛は、基本的に自然治癒は期待できません。
そのため、痛みが軽度であっても病院の受診をおすすめします。

放置すると、悪化して痛みが強くなるケースもあります。
激しい痛みが出るようになると、精神的ストレスから「うつ病」を発症してしまう人もいます。

病院に行くまでにやってはいけないことは?

強いマッサージや何回もその箇所を刺激することは控えましょう。

顔面神経痛の「治療方法」

顔面神経痛と診断された方には、

  • 薬物療法
  • 神経ブロック
  • ガンマナイフ
  • 手術療法

といった方法で治療を行うケースが多いです。

治療名 治療の内容
薬物療法 「痛みを抑制する薬」や「神経伝達を低下させる薬」を使用し、症状の緩和を図る。

▼使用される薬

  • カルバマゼピン(抗てんかん薬)
  • プレガバリン(鎮痛薬)
神経ブロック 三叉神経に麻酔薬を注射したり、熱を加えたりする治療法。
三叉神経を麻痺させることで、痛みの伝達を防ぐ。
ガンマナイフ治療 狭い範囲に集中してガンマ線(放射線)を照射し、三叉神経を灼く治療法。
手術療法 顔面神経痛(三叉神経痛)の根本的な症状改善が期待できる治療法。

微小血管減圧手術

三叉神経を圧迫している血管(動脈)の位置を動かして圧迫を解除させる術式。

※どの治療法にもメリット、デメリットがあるため、医師とよく相談し納得したうえで治療法を決めましょう。

診断の際には、MRI検査等の画像検査が行われるケースが多いです。
また、血液検査を行って「ウイルス抗体の有無」を確認する場合もあります。

「入院」が必要になる治療法もある

治療法  入院期間  メリット 
ガンマナイフ治療  2日程度  照射後2~3ヶ月で、症状が改善する場合がある 
手術療法  4~5日程度  手術直後から症状が改善するケースが多い 

ガンマナイフ治療・手術療法のように、入院が必要になる治療法もあります。
難治性の三叉神経痛の場合(高齢者や全身麻酔でリスクがある方や今までの治療で効果がない場合など)はガンマナイフ治療などが選択されます。
患者の希望と医師が必要と感じた場合が合致すれば、手術を受けることができます。

いずれも「通院が不要になっていくケースが多い」という点がメリットです。

初診・治療費はいくらくらい?

顔面神経痛が疑われる場合、初診の費用は6000円程度必要になるケースが多いと考えられます。

※上記はあくまでも目安です。

2回目以降の通院では、3000円程度が費用目安となります。

げんせん: epark.jp