子どもがマイコプラズマ肺炎になったら、登園はどう判断すべきか。症状や日数の目安をお医者さんが答えます。
保育園はいつから登園OK?
厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインでは、登園の目安として「発熱や激しい咳が治まっていること」とされていますが、もっと具体的な判断基準が知りたいですよね。
休む期間の目安
1週間~10日程度のお休みが必要でしょう。
症状の目安
マイコプラズマ感染症は、発熱や鼻水、喉の痛みといった風邪のような初期症状が現れた後に、咳が出ます。咳は、激しい強い場合もあり、なかなか止まりません。感染初期には、痰が絡まない乾いたこんこんという咳をします。
このように病気が進んでいる時期は、最も感染率が高いので、感染者は、保育園をお休みします。
登園の際にすること
ぶり返さないように、他の子どもにうつさないように保育園内で気をつけることを解説します。
登園する際の処置
咳がおさまってもマイコプラズマは、排出されています。個人差がありますが、4〜6週間、排出されている場合もあります。
唾や鼻水から、他の子どもにうつります。口や鼻を触って後は、手洗いをしましょう。
報告の必要性は?
感染者が出たら、ほかの方にも予防措置を取れるように通達されます。
保育園内の活動の注意点
とはいえ、保育園に通う小さな子どもに「無理しないように安静にしよう、体を動かすのは控えよう」といっても通じません。他のお友達が遊んでいたら、一緒に走り回りたくなるでしょう。
ママ・パパが、いつも通りの体調に戻ったなと思うまでは、お家で安静に過ごすのがぶり返させないコツです。
登園許可証のもらい方
早く治すためにできること
早く治すための過ごし方や食べ物を解説します。
お家での対処法
喉が痛い時は、プリンなどでも構いません。食事は、おかゆやうどんなどをあげましょう。
自然に治る?
ただし、小さな子どもは、咳が激しいと体力を奪われるので、病院を受診して、お薬を処方してもらい早めに治しましょう。
予防対策のために
マイコプラズマ肺炎は、一度かかっても再発することがあります。
感染の予防対策
特に食事の前や帰宅時は、手をしっかり洗見ましょう。
感染期間
マイコプラズマの潜伏期間は、2〜3週間と長めです。感染者と接触した場合、2〜3週間は子どもの体調を観察しましょう。
病院を受診するとき
病院へいったほうがいい症状が出ている場合は要注意です。
重症化を防ぐために
- 発熱が38度以上となった場合
- 咳が止まらずに呼吸が辛い
- 呼吸困難
- ぐったりしている
- 歩行不可能
といった症状があったら早急に病院を受診しましょう。
げんせん: epark.jp