片頭痛がつらいけど、病院に行くべきか迷う…。
片頭痛で病院を受診すべき目安について、お医者さんに聞いてみました。
命に関わる病気が隠れているケースもあるので、要注意の症状をチェックしましょう。
「片頭痛」で病院に行くべき?
そのまま放置すると、「痛みが悪化する恐れ」や、脳の興奮状態が続いて「不眠症になる恐れ」があります。
痛みがそれほど強くなく、日常生活に支障をきたしていなくても、繰り返し起こる場合には病院に行くことをおすすめします。
頭痛が起こるたびに自己流の対処を続けていると、かえって症状が悪化したり、治りにくくなったりする可能性があります。
また、片頭痛は症状の程度によって適した薬が変わることがあるため、医療機関できちんと薬を処方してもらうことをおすすめします。
片頭痛は何科?内科でもいいの?
かかりつけ医がいない場合は、
- 内科
- 頭痛外来
- 脳神経内科
- 脳神経外科
などで受診することをおすすめします。
加齢・遺伝・女性ホルモンの影響・ストレス・食生活・外部からの刺激など、片頭痛を引き起こす原因はさまざまです。
かかりつけ医に相談し、適切な医療機関を紹介してもらうとよいでしょう。
なお、「頭痛外来」以外で受診する場合は、事前に電話などで「片頭痛を診てもらえるか」を確認しておくと安心です。
受診するときに医師に伝えるとよいこと
- 頭痛が起きるタイミング・頻度・時間
- どのあたりがどう痛むのか
- 頭痛以外の症状
- 頭痛が起きるきっかけ
- 最初に発症したタイミング
- これまでの頭痛との違い
- 常用している薬
- 過去にかかったことのある病気・現在かかっている病気
- 家族に頭痛持ちの人がいるか
- 最近、頭をケガしたかどうか
自分でできる「片頭痛の対処法」は?
片頭痛がつらいときは、
- 目をつぶる
- 仮眠をとる
- 静かな場所でゆっくりする
などの対処をしましょう。
椅子に座ったままでも構わないので、目をつぶったり眠ったりしましょう。
仮眠をとることで、痛みがスッキリとおさまることもあります。
また、片頭痛があるときは、音や光に敏感になりやすいので、薄暗い静かな場所で休むことをおすすめします。
こんなときはすぐ病院へ!命に関わる頭痛のケースも
- 突然の激しい頭痛
- 頭痛を何度も繰り返す
- これまでの頭痛と違う感じがする
- 頭痛が徐々に悪化している
- ものが二重に見える
- 麻痺・しびれ・けいれんを伴う
- めまい・吐き気がする
- 発熱を伴う
- 50代を過ぎてから初めて発症した
- 光の周りに虹のような輪がみえる
- 意識障害がある
- 言語障害が出ている
▼脳卒中
脳の血管が破れたり、詰まったりすることで、脳神経に障害が起こる病気
▼くも膜下出血
脳の血管が破裂して起こる出血
こんな人は要注意!
- 高齢
- 肥満
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
「脳卒中」や「くも膜下出血」は、早急に対処しないと、最悪の場合、死に至ることもあります。
普段と違う頭痛がしたら、早急に受診してください。
げんせん: epark.jp