※【新製品】AS-10000Lセラピーチェア

楽にするには?子どもが鼻づまりで寝付けない。寝かせ方・ツボで鼻水対策

子どもが鼻づまりで寝付けない…。
どうすればいいの?

鼻づまりで寝られないときの対処法をお医者さんに聞きました。
放置するリスクと病院に行く症状についても解説します。

鼻づまりで寝付けないときの対処法

対処法1. 鼻を温める

水で濡らしたタオルを電子レンジで適温に(素手で普通に持てる程度の熱さ)温め、鼻の付け根を温めましょう。

詰まっていた鼻水がゆるくなり、出てきやすくなります。

対処法2. 部屋を加湿する

加湿器をつけて、部屋の加湿をしましょう。

乾燥していると、それだけ鼻水からも水分が奪われ、固くなります。加湿器がない場合は、お湯を沸かしたり、濡れた洗濯物やタオルを部屋に干しましょう。

適正湿度: 40%~60%

対処法3. 体を温める

3首といわれる、首・手首・足首をしっかり温めて、体温をあげましょう。

体全体を温めると、血流が良くなり、体温が上がって、鼻水も出てきます。
マフラー、ネックウォーマー、レッグウォーマーなどを活用してください。
入浴をして、体を温めるのも鼻の中まで加湿できて、鼻水が出やすくなるのでおすすめです。

対処法4. 鼻吸い器を使う

ドラックストアなどで販売されている「鼻水取り」を使用し、ママ・パパが鼻水を取ってあげましょう。

奥に溜まっている鼻水までとれるので、しばらくは、すっきりとして眠りやすくなります。手動タイプ、電動タイプなど様々な種類があるので、子どもの鼻にフィットするものを選びましょう。

対処法5. 寝かせ方を変える

少し上体を起こせるような体勢を作ってあげましょう。

仰向けに横になっていると鼻づまりになりやすいです。

  • 布団やクッションを重ねて寄りかかるようにする
  • うつ伏せで枕を抱えるような姿勢にする

というように、体勢を変えてあげると、鼻水が出やすくなります。

やってはいけない対処法

綿棒で、無理に鼻水を掻き出すのはやめましょう。

鼻づまりがあるからといって無理に綿棒で掻き出すと、粘膜を傷つけます。

綿棒を使う場合は、クリームなどを綿棒に塗り、滑りを良くして、鼻の入り口に溜まっている鼻水を取る程度にしましょう。

ツボは押してもいい?

鼻づまりに効くツボをおしてもいいですか?
優しく、肌に傷をつけないようにソフトに押せば、問題ありません。
子どもが嫌がる場合は、無理しないでください。

鼻づまりのツボ

鼻のそばにある、「迎香」と「天迎香」というツボは、鼻づまりに良いとされています。

天迎香:小鼻の付け根
迎香:小鼻の一番出っ張っているところの横

市販薬は飲んでもいい?

年齢にあったものであれば、市販薬を使用するのは構いません。
ただし、インフルエンザの疑いがある場合は、自己判断で市販薬を使うのは避けてください。

鼻づまりに効く市販薬の成分

 

  • 塩酸テトラヒドロゾリン
  • 塩酸プソイドエフェドリン
  • マレイン酸カルビノキサミン

など

使用の際は、用途・容量を守ってください。
処方薬と比べると、市販薬は、様々な症状に効くようにいろいろな成分を含んでいたり、安全性の観点から有効成分が少なめになっていることが多いです。

また、インフルエンザの疑いがあるのに市販薬を使うのはやめましょう。
ライ症候群をひきおこす薬剤もあります。(急性脳症・肝脂肪浸潤による死亡例があります。)

なぜ?夜に鼻づまりがひどくなる理由

夜はリラックスの「副交感神経」が優位になる影響で、鼻粘膜が腫脹し、炎症などに対しても感受性が高くなり、鼻閉感が強くなります。

また、アレルギーを引き起こす要因ともなる免疫細胞「マスト細胞」が夜の方が活性化されるため、夜は鼻づまりが起こりやすくなります。

加湿器で湿度を上げてあげると、鼻水が出やすくなります。

たかが鼻づまり…ではない!放置するリスク

鼻づまりを放置すると、副鼻腔炎(ちくのう症)を発症する場合があります。

初めは、風邪からスタートした鼻づまりも、適度に排出させず放置すると、副鼻腔炎などを発症する原因になってしまいます。さらに悪化すると、慢性化して慢性副鼻腔炎や中耳炎の原因なることがあります。

また、耳と鼻はつながっているので、「滲出性中耳炎」などの耳の病気や、頑固な咳の原因になることもあります。

鼻づまりの放置は危険です。
鼻水は溜めずに、なるべく早く、取り除くようにしてあげましょう。

こんな鼻づまりは病院に!

2週間以上たっても鼻づまりが良くならない場合は、医療機関を受診しましょう。

風邪の後にしばらく鼻づまりが続くのは良くあることです。しかし、2週間以上たっても症状が良くならない場合は、病気や鼻の炎症・アレルギーなどを疑い、受診しましょう。

<こんな症状も医療機関へ!>

  • 匂いを感じにくい
  • 鼻水が臭い
  • 一定の季節になると花粉症の症状(※1)があり、生活に支障がある
    (※1)鼻づまり・くしゃみ・目がかゆい・目が赤くなる など

げんせん: epark.jp