なぜか頭痛が一週間続いている…。
目の奥やこめかみも痛むけど、これってストレス?
一週間頭痛が続いている時の原因を、お医者さんに聞いてみました。
目の奥やこめかみも痛む場合に、要注意な病気についても紹介します。
一週間も頭痛が続く…原因はストレス?
- 頭痛と吐き気がある
- 他に目立った症状がみられない
- 目の奥・こめかみ・後頭部が痛い
上記のような頭痛が一週間続く場合は、ストレスが原因となっている可能性があります。
ストレスによって自律神経の乱れや脳の機能低下が生じると、緊張型頭痛や片頭痛、群発頭痛などの「一次性頭痛」があらわれることがあります。
一次性頭痛は脳に異常があるわけではなく、命に関わることもないため、「怖くない頭痛」とされています。
ただし…
- 突然の激しい頭痛
- 今まで感じたことのない頭痛を自覚している
- 嘔気や嘔吐症状を伴い意識レベルが悪化している
- 言語障害
- 半身麻痺症状が出現している
という場合には生命に危険を及ぼす疾患が関係しているおそれがあります。
早急に脳神経内科で適切な検査を受けるようにしてください。
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ストレスによる頭痛① 緊張型頭痛(締め付けられる痛み)
緊張型頭痛とは、首や肩の筋肉が緊張して凝り固まることにより生じる頭痛です。
頭が締め付けられるような痛みを感じます。
緊張型頭痛になりやすい要因
- 長時間のデスクワーク
- 睡眠中の姿勢の悪さ
- 枕の高さが合っていない
- 慢性的な首のこりや痛み
緊張型頭痛のセルフケア方法は?
ストレスによる頭痛② 片頭痛(こめかみのズキズキ痛)
片頭痛とは、目の奥からこめかみにかけて、発作的に生じる頭痛です。ズキズキと脈打つような痛みを感じます。
片頭痛は起床時にあらわれることが多いです。就寝中は穏やかだった血流が、起床時に勢いよく巡ることにより、痛みが生じると考えられます。
血流の変動が大きくなるため、睡眠時間が長ければ長いほど、起床時に痛みが起こりやすいです。
片頭痛になりやすい要因
- 水分不足
- 寝すぎ・寝不足などの生活リズムの乱れ
- 飲酒習慣
- 月経などの女性ホルモンの影響
- 気候や気圧の変化を
片頭痛のセルフケア方法
片頭痛がある場合は、無理せず休息をとりましょう。
安静にして、痛む部位をアイスパックや氷枕で冷やすと、改善が期待できます。
また、趣味の時間や運動習慣を取り入れて、なるべくストレス解消を図りましょう。
一般的に、片頭痛が自然治癒するには、おおむね1週間から2週間程度の期間を要します。
ストレスによる頭痛③ 群発頭痛(目の奥や後頭部の頭痛)
群発頭痛は、頭の片側や後頭部、特に目の奥に激痛が起こる症状です。
群発期と呼ばれる特定の1~2か月間の間、毎日ほぼ同じ時間に起こります。
主に男性に罹患率が高いことが特徴的です。
群発頭痛になりやすい要因
原因は明らかにされていませんが、アルコールの摂取や喫煙習慣がある人は、発症しやすいと考えられています。
群発頭痛のセルフケア方法
群発頭痛の原因は明確に判明していないため、確立された予防法はありません。
ただし、アルコールや喫煙によって頭痛が起きるとする見解もあるため、少なくとも禁酒や禁煙を徹底してください。
また、頭痛が起きる特定の期間が過ぎても頭痛を繰り返す場合や、日常生活に支障が出る場合は、専門の医療機関を受診しましょう。一般的に、数週間前後で改善が期待できるので、焦らずに治療を受けましょう。
頭痛で病院に行く目安
セルフケアを行った上で、一週間以上経っても症状が改善しない、あるいは日常生活に支障が出ている場合には病院に行きましょう。
脳神経内科や脳神経外科などで相談しましょう。
げんせん: epark.jp