頭痛がした際に、痛みを緩和する対処法や、予防方法についても紹介します。
なぜ?空腹で頭痛が生じる原因
血糖値とは、血液の中のブドウ糖の濃度です。
血糖値が低くなると、脳がエネルギー補給を求めてアドレナリンなどのホルモンを分泌します。その過程で脳内の血管が拡張して頭痛が起きます。
血糖値が低下すると、頭痛だけでなく、めまいや吐き気、冷や汗などの症状があらわれるケースもあります。
さらに血糖値が低下すると、意識を失ってしまうこともるため、注意が必要です。
空腹による頭痛は糖分をとって抑えよう
空腹による頭痛をすぐに和らげるには、糖分を摂取して血糖値を上げるのが効果的です。
ブドウ糖や飴などを食べるようにしましょう。
空腹で頭痛が起きたときに「やってはいけないこと」
空腹時に、飲酒・運動・入浴といった行動は控えましょう。
低血糖を促進させ、頭痛を悪化させるおそれがあります。
低血糖を予防しよう!4つの習慣
空腹による頭痛予防のために、
- 規則正しい食生活を心がける
- 過度なダイエットを控える
- 硬度の高いミネラルウォーターを摂取する
- お酒を飲むときは食事も一緒にとる
などを心がけるとよいでしょう。
① 規則正しい食生活を心がける
② 過度なダイエットを控える
極端に食べる量を減らすことは避けましょう。また、頭痛を感じたときは、無理せず休憩をとってください。
偏った食事は基礎代謝の低下にも繋がるので、主食・主菜・副菜のバランスがとれた食事をおすすめします。
また、ダイエット中は心身ともにストレスがたまりやすくなります。過剰にストレスがかかると、「緊張性頭痛」を引き起こす原因にもなります。
健康的に痩せるためにも、頭痛を感じたら少し休んだりするなどして、心身に負担がかかりすぎていないか定期的に見直しましょう。
③ 硬度の高いミネラルウォーターを摂取する
硬水系のミネラルウォーターには、脳血管を安定させる「マグネシウム」を多く含むため、頭痛の緩和をサポートすると考えられています。
また、冷水は体の深部を冷やして血流を悪くする可能性があるので、頭痛の悪化に繋がります。そのため、常温で飲むことをおすすめします。
④ お酒を飲むときは食事も一緒にとる
空腹時にお酒を急に飲むと、血中アルコール濃度が急上昇して、頭痛を引き起こします。
- 食事をしながらお酒を飲む
- お酒を飲む前にスープを飲む
などを心がけると、胃粘膜が保護されてアルコールの急速な吸収を防げるため、頭痛の発生を抑えられます。
また、自分にとって適量である飲酒量を把握するようにしましょう。
アルコールが適量であったかどうかの目安は、飲んだ翌朝に頭痛などがなく、体調が普段通り良好であることです。
病院で相談する目安
- 空腹時の頭痛を頻繁に繰り返す
- めまいやしびれなどの症状がある
という場合には、脳神経内科で相談しましょう。
症状を放置していると、頭痛症状を悪化させる可能性もあります。
また、頭痛以外の症状が併発している場合、脳疾患が影響しているおそれもあります。
重い病気を見逃さないためにも、症状がひどい場合には、無理せずに医療機関で相談してください。
げんせん: epark.jp