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【くも膜下出血の前兆チェック】目や首にでる症状は?”警告頭痛”の痛みはどんな感じ?

くも膜下出血には、どんな前兆があるの?
頭痛が起こらないこともある?

「くも膜下出血」の前兆チェック

  • 血圧の急激な変動
  • 突然の頭痛
  • 頭の中がモヤモヤする(違和感)
  • めまい
  • 吐き気・嘔吐
  • 首筋から後頭部の痛み
  • 肩こり(肩の痛み)が続く
  • 目の奥の痛み
  • 目が見えにくくなる(視力低下・二重に見える)
  • まぶたが下がる
  • 意識低下
上記に1つでも当てはまる場合は、くも膜下出血の前兆の可能性があるため、注意深く状態を観察する必要があります。

これらの症状は、「脳動脈瘤(※)」が発生していて、そこから出血が起きることで生じることがあります。

特に、「血圧の急激な変動」「突然の頭痛」「首筋から後頭部の痛み」「肩こりが続く」「目の異常」等の症状がみられる場合は、脳出血による血圧変動の可能性があるため、要注意です。

(※)脳動脈瘤…脳の血管の一部が膨らんでこぶ状になったもの

くも膜下出血ってどんな病気?

くも膜下出血は、脳卒中(脳血管障害)の1つです。

多くの場合、脳血管の一部に発生した動脈瘤が破裂することで、「くも膜下腔」(※)という場所に血液が流入して、発症すると考えられています。

※脳と脳脊髄液を包んでいる「くも膜」の内側にある空間。

前兆から発症までの期間は?

何らかの前兆が現れてから、くも膜下出血を発症するまでの期間には個人差があります。

例えば「血圧の変動」は、くも膜下出血が起こる数日前から発生するケースが多いと考えられています。

「強い頭痛」「眩しく感じる」「まぶたが開きにくい」等の症状の場合は、くも膜下出血の発症の1~3週間前に現れることがあります。

また、前兆なく突然発症するケースも多いです。

前兆の「警告頭痛」はどんな痛み?

くも膜下出血が起こる前に生じる頭痛のことを「警告頭痛」と呼ぶことがあります。

警告頭痛の痛みの程度には個人差があり、軽い頭痛から激しい頭痛まで幅広い症状がみられます。

頭痛ではなく、頭の中がモヤモヤする等の違和感が生じるケースもあります。

また、前兆として頭痛が起こらず、突然くも膜下出血を発症することもあります。

片頭痛と見分けるのが難しいケースも

脳動脈瘤が破裂する前(脳動脈瘤が大きくなった際)に起こる頭痛は、片頭痛に似ています。
そのため、くも膜下出血とは思わず、「いつもの片頭痛」だと思い込んで放置してしまうケースがあります。

警告頭痛は、痛みが軽かったり、頭痛があってもしばらくすると症状が改善したりするケースがあるため、前兆とは気付かない場合があります。

前兆がない場合の発症のしかた

  • 発症後1分以内に非常に強い頭痛が生じる
  • 首を曲げられない(首の痛み・首の硬直)
  • 嘔吐
  • めまい
  • 血圧の急激な変動
  • まぶたの動きが悪い
  • 意識消失
前兆がない場合は、上記のような症状とともに、くも膜下出血を発症するケースが多いと考えられています。

こんなときはすぐに救急車を!

  • 今まで経験したことがないほどの激しい頭痛
  • 頭の中がモヤモヤする(違和感)
  • 片側のまぶたが開かない
  • ものが二重に見える
  • 意識障害

上記の症状が出現した場合、くも膜下出血を発症している可能性が高いです。早急に救急車を要請するべきと考えられます。

出現している症状等により個人差がありますが、発症して1分~1時間程度で死に至るケースもあるので、速やかに救急車を呼びましょう。

「くも膜下出血」になりやすい人の特徴は?

  • 40歳以上の中高年世代
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 喫煙習慣
  • 親族に脳血管障害を発症している人がいる
  • ストレス過多

特徴① 40歳以上の中高年世代

加齢に伴い、脳動脈瘤が増加する傾向があるため、中高年世代はくも膜下出血を起こすリスクが高いと考えられています。

40~50歳代は男性に多く、60歳以降は女性に多い傾向があります。

また、60歳以降の女性に多い原因としては、「女性ホルモンの分泌量の減少」による高血圧が挙げられます。

若い人が発症することも

くも膜下出血は、中高年世代に多いですが、20代・30代の若い人でも発症することがあります。

発症原因は様々ですが、ストレス過多・疲労過多・経口避妊薬の使用・喫煙習慣などが挙げられます。

特徴➁ 高血圧

高血圧の場合、発生している動脈瘤への圧力が常に高い状態になるため、破裂しやすくなると考えられます。

特徴③ 糖尿病

糖尿病によって血糖値が高くなると、血液がドロドロ状態になり、血管が詰まりやすくなったり、血管が脆くなったりします。
そのため、くも膜下出血などの脳卒中を引き起こしやすいと考えられます。

特徴④ 喫煙習慣

喫煙者は、タバコを吸わない人に比べて、動脈瘤が破裂しやすいというデータがあります。

タバコを吸うこと自体が、くも膜下出血の発症リスクを上昇させると考えられます。

特徴⑤ 親族に脳血管障害を発症している人がいる

親族の中に脳血管障害を発症した人がいる場合、発症リスクが2倍程度上昇すると考えられています。

特徴⑥ ストレス過多

過剰なストレスは、血管損傷につながり、くも膜下出血の発症リスクを上昇させると考えられています。

“前兆”に心当たりがある場合は、早めに病院へ

くも膜下出血の前兆と考えられる症状に心当たりがある場合は、早急に病院を受診することをおすすめします。

くも膜下出血を発症すると、後遺症が残ったり、命の危機に陥ったりする恐れがあります。

しかし、発症前の前兆段階で受診すれば、重症化の予防命の危機の回避につながる可能性が高まります。

何科で相談すればいい?

くも膜下出血の前兆に心当たりがある場合は、「脳神経内科」または「脳神経外科」の受診をおすすめします。

医師に伝えるポイント

  • 症状が現れた時期
  • どんな症状が出ているか
  • 症状がどのくらい続いているか
  • どのように症状が現れたか(突然だったのか・徐々に気になるようになったのか等)
  • 既往歴
  • 親族に、くも膜下出血(脳卒中)を患った人がいるか
  • 服用中の薬剤の有無
受診した際は、上記について医師に伝えると診察がスムーズに進むと考えられます。
げんせん: epark.jp