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「こもり熱」と「発熱」の違い|子ども・高齢者の発症に注意。対処法や病院を受診する目安も

こもり熱と発熱って、何が違うの?

こもり熱と発熱の違いについて、お医者さんに聞いてみました。

熱中症が疑われるケースもあるので、症状に応じて適切な対処法をチェックしましょう。

こもり熱」と「発熱」の違いは?

「こもり熱」は身体の放熱機能が低下する状態で、暑い環境にいる場合などに起こります。

「発熱」は体温が1度以上高くなっている状態で、風邪や感染症のウイルスなどが原因となります。

こもり熱と発熱の見分け方

こもり熱(うつ熱とも呼ばれます) 発熱
  • 気温が高い場所で症状が出る
  • 37~38度の微熱
  • 発汗量が減少している
  • 手足が熱い
  • 風邪の症状がある
  • 38度以上の発熱
  • 手足が冷たい

こもり熱の場合、体温が上昇する前に、大量の発汗やめまい、頭痛、筋肉のけいれん(こむらがえり)等の症状があらわれることが多いです。

こもり熱は高齢者や子どもに多い

 

こもり熱は、体温の調節機能が十分ではない高齢者や子どもに起こるリスクが高いです。
ただし、高温多湿の状況下では、誰にでも起こる可能性があります。

こもり熱かも…「対処法」は?

  • 涼しい場所に移動して安静にする
  • 衣類の締め付けを緩める
  • 厚着している場合は、薄着にする
  • 首筋やわきの下を冷やす
  • 水分補給を行う

まずは涼しい場所に移動し、衣類を緩めて、体を冷やしましょう。
全身を濡れたタオルでふくだけでも、体を冷やす効果があります。

また、汗をかいて体温を下げるために、きちんと水分補給をしてください。
特に高齢者は、喉の渇きに気づきにくく、脱水を起こしやすいため、水分補給を怠らないように注意しましょう。

こもり熱に解熱剤の使用はNG!

こもり熱と発熱では、体温が上昇するしくみが異なります。

そのため、解熱剤を使用しても、こもり熱の症状は改善しません。
むしろ、副作用等が生じるリスクがあるため、こもり熱と思われる場合は解熱剤の使用を控えましょう。

病院を受診する目安

  • 水分がとれない
  • 38度以上の発熱が見られる
  • 激しい頭痛
  • けいれん
  • 意識消失
  • 昏睡状態

げんせん: epark.jp